✒️“嘘のルール”が蔓延
「契約社員は正社員と違って、勝手に辞めることはできないから」
そう言い放った上司の顔は、本気だった。
契約書にもそんなことは書いていない。
それでも「辞められない空気」だけは、確かにあった。
非正規であることを理由に、“法的にあり得ない縛り”を強いる職場。
あなたの職場にも、そんな“嘘のルール”が蔓延していないだろうか?
🧠この記事でわかること
- 契約社員にも当然ある「辞める権利」の法的根拠
- 実際に“辞めるな”と言われた契約社員の証言
- 「誤解を装った搾取」に対抗するための方法
📖途中で辞めるとか、無責任でしょ?
「3か月後に更新なんですが、契約終了で辞めたいと思っていて……」
勇気を出して相談した私に、上司はこう言った。
「いや、それは無理。契約社員は更新が基本なんで。途中で辞めるとか、無責任でしょ?」
驚いた。
契約書には“更新の可否は双方協議の上”とある。
そもそも、契約満了で退職することが“無責任”ってどういうこと?
「就業規則にも書いてあるから」と言われたけど、
非正規雇用の自分に、その規則の適用がどこまで有効かもわからなかった。
「辞めたら損害賠償だよ」
そんな言葉まで、冗談なのか本気なのか分からない顔で投げかけられた。
🔍このような職場の特徴(チェックリスト)
- 「契約だから自由に辞められない」と言われる
- 契約終了を伝えても引き留められる/脅される
- 有期契約であっても更新が前提とされる
- 契約内容と違う仕事をさせられても拒否できない空気
- 「辞めたら損害賠償」といった法的に誤った発言が飛び交う
📚「辞められない」は、完全な嘘。法律ではこう定められている
労働契約法第17条では、有期契約社員であっても
やむを得ない事由があれば、途中解約は可能と定められている。
また、契約期間が明示されていても、
更新前に辞退の意思を示すことは自由であり、
更新義務もなければ、罰則もない。
“契約社員は辞められない”なんてルールは存在しない。
🔄搾取に気づいたら「外部の力」を使うこと
問題なのは、こうした“法的無知”を逆手にとって、
辞めたい契約社員を追い詰める企業が存在することだ。
「更新しない=裏切り者」
「途中解約=社会人失格」
そんな理屈で、辞める自由すら奪われている人が、実際にいる。
だからこそ、外部の力が必要だ。
🆘退職代行は“契約社員”にも対応している
退職代行というと、正社員だけのものと思われがちだが、
契約社員や派遣社員でも利用可能だ。
- 法的根拠をもとに、会社と交渉してくれる
- 勤務期間や契約内容に応じて、最適な退職時期を判断してくれる
- 上司と一切話さずに“即日退職”も可能(※弁護士法人のみ対応)
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💬編集者コメント
「非正規は辞める権利がない」
これは、典型的な“法的無知を装ったパワハラ”だ。
契約社員でも、辞める自由はある。
更新を拒否する権利も、途中解約する権利も、ちゃんと法に守られている。
逆に、そうした権利を知らずに“騙されて”働き続けている人が、
日本にはまだたくさんいる。
でも、あなたは搾取されるために働いているんじゃない。
辞めることは、逃げではなく「自分の人生を守る選択」だ。
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