都市伝説 陰謀論

ドバイ案件|モデル業界に潜む危険と都市伝説

2025年5月6日

🧠ドバイ案件とは

“ドバイ案件”とは、一晩で人生が変わるくらいの高額報酬を手にする代わりに、富豪の望む性接待や行為をさせられるというものである。知人やスカウトに誘われて参加する説や、キラキラ投稿をしている女性インフルエンサーにDMで直接誘いが来る説、また案件に参加するにはオーディションがある説など、さまざまな説が飛びかっている。

人身売買の暗躍

ドバイには、裏社会において「モデルや若い女性が高額報酬で騙されて売買される」といった噂がある。特に、SNSを通じてターゲットが集められることが多く、SNSやウェブサイトでのオファーに応じた後に、旅行中に姿を消す事例が報告されている。この都市伝説は、ドバイを訪れた女性モデルが失踪するケースや、国外で迷子になった若い女性の報告と結びつきが強い。

「Porta Potty(ポルタ・ポティ)」の存在:

ドバイのセレブリティ文化に関連して、女性を「物」として扱い、奴隷のように支配し、搾取する「Porta Potty(ポルタ・ポティ)」という都市伝説も流れている。このパーティーでは、富裕層が女性たちを一堂に集め、性的な要求に応じさせたり、外部との接触を絶たせて無理強いをさせるといった内容である。この話は、世界中で信じられがちで、特にドバイで起こるモデルやインフルエンサーの失踪事件に関連して広まっている。

以前から『Porta Potty』では巨額の金のやり取りがあり、また性的虐待が横行しているともいわれ、“悪名高い人身売買パーティー”として、近年問題視されており都市伝説から現実身を帯びてきている。

かつて、ドバイのあるアラブ首長国連邦は国教がイスラム教であることもあり、婚外交渉に厳格な国だった。

以前は婚外交渉が法律で禁止されていたが、2022年1月に施行された新法で婚外交渉が一部合法化された。『Porta Potty』は緩和された法律を受けて開催され始めたという噂がある」

「Porta Potty」の実態については、いまだ謎が多い。しかし、2022年6月にイギリスのコンテンツクリエイター、セント・マランさんが重要な証言をしている。

 セントさんは、Instagramを介して「ドバイの王子の友人」を名乗る何者かから、「Porta Potty」と思われるイベントの誘いを受けたという。

英タブロイド紙「The Daily Mirror」によると、セントさんは〈王子は美しい女性が好きだ。ぜひとも非常に魅力的なあなたをヨットパーティーに招待したい〉との内容のDMを受け取ったといい、さらに報酬として「16000ポンド(当時のレートで約250万円)」を提示されたという。

〈王子にも私にもフェティシズムがあります。あなたにそれらを満たしてもらう必要があります。いまリストアップしてあげましょう〉(セントさんの証言、邦訳)

 送られてきたリストには、特殊なフェティシズムが列挙されていたという。セントさんはこれらのやり取りから「Porta Potty」は人身売買パーティーであると主張しており、他の人が被害を受けないようにこれらのメッセージを公表したとされる。

人権擁護団体「ディテインド・イン・ドバイ」代表であるラダ・スターリング氏も「Porta Potty」の危険性について、以前より注意喚起を行なっている。

〈私たちは、興行やイベントの名目でドバイに招待され、『Porta Potty』に誘われたインフルエンサーやアーティストから多くの苦情を受けています〉

Porta Potty(ポルタ・ポティ)に参加したと思われる女性の事件

ウクライナ出身の20歳のモデル、マリア・コヴァルチュクさんがドバイで重傷を負って発見された事件は、国際的な注目を集めています。彼女の失踪と発見の経緯、警察の見解、家族の主張、そしてこの事件が浮き彫りにした問題について、以下にまとめます。

事件の概要

マリアさんは2025年3月9日にドバイのホテルでのパーティーに参加すると家族に伝えた後、連絡が取れなくなった。予定されていた3月11日のタイ行きのフライトにも現れず、10日後の3月19日にドバイの路上で重傷を負った状態で発見された。彼女は脊椎や四肢の骨折などの重傷を負い、複数回の手術を受けいる。
懸念されたのは、彼女がいわゆるPorta Pottyのイベントに参加していたことだ。
複数の報道による彼女が建設現場で一人でいて転落したという公式発表に、彼女の友人や家族は、異議を唱えているという。

📚出典と派生・類似伝承

元記事:dailymail

🎬メディア登場・現代への影響

これらの都市伝説や噂は、近年のドバイに関するメディア報道やドキュメンタリー、映画、SNSの影響によって、さらに広まりました。特にSNSでは、モデル業界やインフルエンサーが直面するリスクが強調され、若者の間で「ドバイ=危険」というイメージが形成されるようになっています。

情報化社会の現代では、ドバイ案件は、都市伝説が現実として認知されつつあるのかもしれない。

🔍考察と文化的背景

富裕層の影響力と道徳的問題:ドバイのような富裕層が支配する都市では、金銭的な力が社会的影響力に直結している場合が多く、権力者が女性たちを物のように扱うことが問題視されている。これにより、社会的な道徳が欠如した行動が横行することが懸念されている。この背景により、都市伝説が現実の一部として見られることも少なくない。

SNS時代の女性へのプレッシャー:SNSで名を馳せるインフルエンサーやモデルたちは、富裕層のパーティーやイベントに招待されることがよくあるが、その裏には彼女たちが遭遇するリスクや危険も多く存在する。こうした背景が、都市伝説や噂を加速させる要因となっており、特に若者の間ではSNSを通じた名声や注目がリスクを隠しがちであるという現象が問題となっている。

🗺️出現地点

ドバイ

📎関連リンク・参考資料

💬編集者コメント・考察

ドバイで発生した事件と関連する都市伝説は、現代社会のSNS時代におけるリスクを浮き彫りにしている。特に「美しいものの裏に潜む闇」や「豪華なパーティーの裏側」といったテーマが都市伝説として語られる背景には、現実に起こり得る危険があることを認識すべきだ。ドバイで起きた事件も、そのようなリスクが現実のものとして私たちに警鐘を鳴らしている。

【もっと読む】↓

-都市伝説, 陰謀論
-