🧠ポケモンGOの「アメ」カニバリズム説とは
『Pokémon GO』では、ポケモンを強化・進化させるために「アメ」が必要不可欠である。このアメは同じ進化ラインのポケモンから得られるが、アメの正体や製造過程についてはゲーム内でほとんど説明がない。
この不可解さに目をつけた一部のファンが提唱したのが、「アメは送ったポケモンから抽出されている」=ポケモンがポケモンを食っているという恐ろしい都市伝説である。
つまり:
- プレイヤーがポケモンをウィロー博士(Professor Willow)に送る
↓ - ウィロー博士がそのポケモンを「原料」としてアメを精製する
↓ - そのアメを、同種のポケモンに与えて強化・進化させる
この構造により、ポケモンたちは知らず知らずのうちに“同族の肉を食らって”強くなる、というカニバリズム的要素が成立しているのだ。
📚出典と派生・類似伝承
この説は、テック&ゲームメディア「Digital Trends」や「TheGamer」にて紹介され、話題となった。
- 出典記事:「20 Really Creepy Pokémon Fan Theories That Totally Make Sense」より、 “Pokemon Go Candy Theory” に記載。
また、この理論と類似した闇設定・考察としては以下が挙げられる:
- 「ポケモンボックス送り=処分説」
- 「ウィロー博士とオーキド博士のポケモン回収ネットワーク説」
- 『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズで示唆される“世界の均衡のための淘汰”設定
🎬メディア登場・現代への影響
この説は公式メディアでは一切取り上げられていないが、YouTubeやRedditなどのコミュニティでは数多くの考察動画・パロディ漫画が生まれており、ファンカルチャーの一部として定着している。
特に海外のポケモン考察系チャンネルでは、「送ったポケモンのその後」をテーマにしたホラーアニメーションや疑似ドキュメンタリーが制作されている。
🔍考察と文化的背景。
この都市伝説の背後には、現代社会の“資源としての命の価値観”への批判的視点が込められているとも解釈できる。アメはポケモンを強くするための「資源」であり、不要になったポケモンが処理され、その成果だけが残される構造は、効率性至上主義と倫理の衝突を象徴している。
また、ゲーム的には無機質な「強化素材」のやり取りに、“命の循環”というダークな意味づけを付与することで、ポケモンの世界に新たなリアリティとホラー性を持ち込んでいる点が興味深い。
🗺️出現地点
- Pokémon GO全域:アメはゲーム全体に関わるリソースであり、すべてのポケモンの捕獲・進化に関与。
- 博士送り(Transfer)時の演出:ウィロー博士にポケモンを送る際、ポケモンが「戻ってこない」のはこの説の根拠のひとつ。
- コミュニティデイなどの大量捕獲イベント:効率のために多くのポケモンを送り、「アメ量産」が行われるタイミング。
📎関連リンク・参考資料
💬編集者コメント・考察
「アメってなんなのか?」という一見些細な疑問が、ここまで深いブラック考察に繋がるとは、ポケモンファン文化の奥深さを実感せざるを得ない。
ポケモンGOはライトなゲームとして設計されているが、プレイヤーの行動が実は非倫理的な“選別と処理”をしている構造であるというこの説は、プレイヤーの「無意識」を突いてくる。まさに「何気なく遊んでいるその行動に、どんな意味があるのか?」を問いかける、現代的な警鐘とも言えるだろう。
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