🧠『私が見た未来 完全版』とは
『私が見た未来 完全版』は、漫画家・たつき諒氏が1999年に発表した作品の復刻版で、2021年10月に飛鳥新社から出版された。この作品は、2011年の東日本大震災を予知したとされる内容が含まれており、再び注目を集めている。
完全版では、新たな予知夢として「2025年7月5日午前4時18分に大災難が起こる」との記述が追加され、SNSやYouTubeなどで話題となっている。
『私が見た未来 完全版』は、たつき諒氏が自身の夢を記録した「夢日記」を元に描かれた作品である。初版は1999年に刊行されたが、絶版となり中古市場で高値で取引されていた。2021年に完全版として再出版され、新たな予知夢が追加されている。
▼元ソース(クリックで表示)
https://bunshun.jp/articles/-/58981
私は「やりすぎ都市伝説」(テレビ東京系列)というテレビ番組が好きなのですが、その番組を観ていたら『私が見た未来』が映し出されたのです。表紙の予言が当たった、と紹介されました。表紙の一部が隠されてはいましたが、「私のマンガだ」とすぐにわかりましたし、予期せぬ出来事に衝撃を受けました。
番組スタッフが私に事前連絡を取ろうとしても、連絡先はわからなかったと思います。本の発行元(朝日ソノラマ)は既になくなっていたからです。
テレビの影響は絶大でした。放送後、甥や姪がスマホの画面を示して「こんなに騒がれているよ」と教えてくれました。彼らの子どもたちが中高生だったのですが、学校でも話題になっていたといいます。
私は日頃からネットを使いません。パソコンは作画などに使用しているのですが、ネットには繋いでおらず、スマホもつい最近まで持っていませんでした。ネット上の情報が正しいとは限らないし、知りたいことがあれば図書館へ行って調べるようにしています。
ところが、騒ぎに乗じて、たつき諒のなりすましが現れました。姪から「たつき諒を名乗ってデタラメなことを言っているやつがいるよ」と言われてネットを見てみると、私ならしないような発言を繰り返していました。2021年には、写真週刊誌やオカルト情報誌などのメディアにも登場するようになりました。
最初こそ「悪いことを書いていなければ放っておいてもいいか」と静観していましたが、それをいいことに、なりすましの発言はエスカレートしていきました。阪神・淡路大震災も夢で見ていたとか、尾崎豊の死を予知していたとか、さらには富士山が8月に大噴火するという新たな予言まで……。
偽者がまるで予言者のように振る舞うようになったのです。困ったと思いつつ、直接働きかけて個人情報を知られたら何をされるかわからない、と手を打てずにいました。
その頃のことです。「奇跡体験! アンビリバボー」(フジテレビ系列)というテレビ番組を観ていると、飛鳥新社が出している不思議な体験のマンガが再現ドラマで紹介されていました。そういう分野に理解がある出版社があるなら連絡してみようかな、と思いつきました。偽者の言動が一線を超えたと感じたある日、同社へ電話をかけたところ、編集者の方でも私に連絡を取りたいと願っていたことがわかりました。
偽者がいる以上、私が本人だという証明をしないといけません。ペンネームと本名の記載がある確定申告の書類と、生原稿をお見せして、納得してもらいました。この出会いから、『私が見た未来』の復刻が急ピッチで動き出したのです。
2021年7月、『私が見た未来 完全版』の締切前に、また夢を見ました。1999年の時と同じように、映画のスクリーンのようなところに黒文字でこう表示されたのです。
「本当の大災難は2025年7月にやってくる」
さらに今回は、震源地らしき海底がボコンと盛り上がる様子が夢に出てきました。この時、昔マンガに描いた夏の津波の夢は、実は東日本大震災ではなくこのことなのかな、と思いました。東日本大震災の3倍はあろうかという大津波でしたから。
目覚めた瞬間、頭に残っていた言葉や情景を慌ててメモに殴り書きしました。そのメモを見返すと、他の人が書いたもののようで感心します(笑)。「『にげて下さい!』ではなく『にげろー!!』と叫べ」といった言葉は、東日本大震災を報じるニュースを見た時の記憶が蘇ったのかもしれません。「デュアラー」と書いてあるのは、都市と地方の二拠点生活を送る人のことで、コロナの影響で出てきた言葉かなと感じます。
正直に言うと、私にもこの夢が何なのかという確証がないですし、元来は物事の原因が気になるタイプなので、あまり納得はしていないというのが本音です。
ただ、東日本大震災の例があるので、100%起こらないとも言い切れません。
📚出典と派生・類似伝承
『私が見た未来 完全版』には、たつき諒氏が見たとされる予知夢が多数収録されています。その中には、2011年の東日本大震災を予知したとされる夢や、2025年の大災難に関する夢などがあります。
類似の予知夢や予言に関する人物としては、ノストラダムスやババ・ヴァンガ、近年では「インドの少年予言者(アビギャ・アナンド)」などが挙げられます。
🎬メディア登場・現代への影響
- 『私が見た未来 完全版』は、YouTubeやSNSで多くの考察動画やレビューが投稿されています。特に、2025年の予言に関する内容は多くの関心を集めています。
- 2025年に映画化決定(小栗有以が主演、都市伝説ホラー『2025年7月5日午前4時18分』6・27公開

本作は、東日本大震災を予知したと話題の漫画家・たつき諒さんの著書『私が見た未来』に記された「2025年7月5日に起こる大災害の夢」、物理学者・保江邦夫さんの隕石落下の可能性の提言、そしてアメリカ先住民・ホピ族の“最後の予言”といった、様々な予言・噂をモチーフにしています。
物語は、主人公・原ハルカ(小栗有以)の身の回りで起こる不吉な出来事を中心に展開。彼女の平凡な日常が、2025年7月5日午前4時18分に向けて徐々に崩れていく様子を描きます。
https://www.at-s.com/media/articles/movie/20250425_movie_20250705_2506roadshow
🔍考察と文化的背景
たつき諒氏の予知夢は、単なる偶然なのか、それとも何らかの予知能力によるものなのか、議論が分かれている。一部では、これらの予知夢が人々の不安や恐怖を反映したものとする見方もある。
また、日本は地震大国であり、災害に対する関心が高いことから、このような予言や予知夢が注目されやすい文化的背景もある。
🗺️出現地点
『私が見た未来 完全版』に記された2025年の大災難の具体的な場所は明記されていないが、たつき諒氏の夢日記には、日本周辺での大規模な災害を示唆する内容が含まれている。
📎関連リンク・参考資料
『私が見た未来 完全版』
文藝春秋によるインタビュー記事: https://bunshun.jp/articles/-/58980文春オンライン+1文春オンライン+1
YouTube考察動画: https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%8D%E8%AB%92
💬編集者コメント・備考
『私が見た未来 完全版』は、予知夢というテーマを通じて、未来への不安や希望を描いた作品である。2025年の予言が現実となるかは2025年5月時点では不明でだが、防災意識を高めるきっかけとして、多くの人々の関心を集めている。
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